
ワイモバイルはソフトバンクが運営する格安スマホで、テレビCMもよく目にするのでご存知の方も多いかと思います。
格安スマホでありながら、ソフトバンクとほとんど変わりない品質で、通信速度は快適、店舗数も多くサポートも安心です。
ワイモバイルについて、料金プランや実際の通信速度、サポート内容や特徴まで、ワイモバイルのすべてをまとめました。
◆◆目次◆◆
ワイモバイルのおすすめポイント
データ通信速度が速くて安定している!
ワイモバイルの一番のメリットは、いつでもデータ通信速度が安定していて、快適にインターネットを利用できることです。
一般的な格安スマホ会社は「MVNO」と呼ばれ、大手通信キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の回線の一部を利用して、格安SIMのサービスを提供しています。
そのため回線の量に限りがあり、スマホからインターネットへのアクセスが集中すると、通信速度が遅くなってしまうというデメリットがあります。
具体的には、お昼休みに入る平日昼間(12:00~13:00)や、帰宅ラッシュが始まる夕方(18:00~19:00)に、インターネットへつながりにくくなることがあります。
それに対して、ワイモバイルはソフトバンクが直接運営している「サブブランド」と呼ばれる格安スマホですので、回線が混み合う時間帯でも快適にインターネットを利用できます。
以下は実際に、ワイモバイルとMVNOの代表としてLINEモバイルの通信速度を比較した表です。
2018年1月25日(木)に、東京都内で同じ時間帯に測定した結果ですが、比較するとワイモバイルの方が通信速度が速くて安定しています。
測定場所 | 時間 | ワイモバイル | LINEモバイル |
---|---|---|---|
飯田橋 | 10:30頃 | 26.03Mbps | 23.73Mbps |
渋谷 | 12:30頃 | 7.77Mbps | 1.26Mbps |
六本木 | 15:00頃 | 27.63Mbps | 15.51Mbps |
新橋 | 18:00頃 | 21.73Mbps | 1.98Mbps |
新宿 | 20:30頃 | 16.19Mbps | 11.09Mbps |
池袋 | 22:00頃 | 22.37Mbps | 11.46Mbps |
特に12:30頃と18:00頃の通信速度を比較すると、ワイモバイルも少し速度が低下するものの、LINEモバイルよりもかなり速いスピードを維持しています。
通信速度の目安としては、4Mbps以上あれば高画質動画の再生やアプリダウンロードも快適にできる速度ですので、ワイモバイルはいつでもどこでも快適にインターネットを利用できます。
LINEの年齢認証も可能!ID検索もできる!
LINEのID検索を利用するには、LINEの年齢認証が必要です。
しかし、LINEの年齢認証は、大手通信キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のマイページのお客様情報をもとに行います。
そのため、ほとんどの格安SIMではLINEの年齢認証ができないのですが、ワイモバイルはソフトバンクのマイページ「My SoftBank」を利用できるため可能です。
ワイモバイル以外でLINEの年齢認証ができるのは、LINEが運営する格安SIM「LINEモバイル」だけです。
つまり、格安SIMでLINE ID検索を利用できるのは、ワイモバイルとLINEモバイルだけとなります。
ワイモバイルとLINEモバイルを比較すると、データ通信速度はワイモバイルの方が速くて安定しています。
しかし、月額料金はLINEモバイルの方がお得で、LINEや主要SNSが使い放題になるカウントフリーという機能もあります。
そのため、ざっくり言えば、品質で選ぶならワイモバイル、料金や機能で選ぶならLINEモバイルがおすすめです。
LINE ID検索は、遠くにいる知り合いをLINEの友だちに追加するのに便利な機能ですが、対処法は二つあります。
一つは「パソコン版のLINE」を利用する方法ですが、パソコン版なら年齢認証をしちえいなくても、LINEのID検索を利用することができます。
もう一つは、追加したい人の電話番号かメールアドレスがわかれば、「招待」という機能を使って、遠くにいる知り合いをLINEの友だちに追加することができます。
これらの対処法については、以下の記事で詳しく解説しておりますので、気になる方はこちらもご覧ください。
10分以内の通話が無料!
ワイモバイルの料金プランはすべて、10分以内の国内通話を何回でもかけられる「10分かけ放題」がコミとなっています。
1回の通話が10分以上になることもそう多くはありませんし、10分経つ前にいったん切ってかけ直すようにすれば、実質かけ放題のようなものです。
そのため、ワイモバイルは通話が多い方にもおすすめです。
ワイモバイルの料金プランはお得?
ワイモバイルの料金プラン一覧
ワイモバイルの料金プランは、10分かけ放題コミで「プランS」「プランM」「プランL」の3つがあり、料金設定は以下の通りです。
プランS | プランM | プランL | |
---|---|---|---|
月額料金 (1年目) |
1,980円 | 2,980円 | 4,980円 |
月額料金 (2年目以降) |
2,980円 | 3,980円 | 5,980円 |
容量 | 2GB | 6GB | 14GB |
通話 | 1回10分以内の国内通話が無料 |
※価格は税抜き表記。
ポイントとしては、10分かけ放題がコミになっている点と、1年目の料金は割引が入ってかなりお得な点です。
シンプルな3つのプランでわかりやすく、自分の使い方に合わせて選びやすいのもおすすめポイントです。
ワイモバイル・UQモバイル・楽天モバイルの料金比較
果たしてこの料金設定が他の格安SIMと比較してもお得なのか、ワイモバイルとほとんど同じ料金プランがある「UQモバイル」と「楽天モバイル」と比較してみます。
※()内は2年目以降の料金
ワイモバイル | UQモバイル | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|
2GB | 1,980円 (2,980円) |
1,980円 (2,980円) |
1,980円 (2,980円) |
6GB | 2,980円 (3,980円) |
2,980円 (3,980円) |
2,980円 (3,980円) |
14GB | 4,980円 (5,980円) |
4,980円 (5,980円) |
4,980円 (5,980円) |
通話 | 10分かけ放題 | 5分かけ放題 | 5分かけ放題 |
接続回線 | ソフトバンク | au | ドコモ |
※価格は税抜き表記。
このように料金設定は3社ともまったく同じですが、ワイモバイルは無料通話が10分かけ放題でお得です。
接続回線がそれぞれ異なりますが、ソフトバンクでも電波に問題のないエリアでしたら、ワイモバイルが一番おすすめです。
また、楽天モバイルで比較した料金プランは「スーパーホーダイ」というプランで、「5分かけ放題」の他に「通信速度最大1Mbps使い放題」というサービスも含まれています。
月間の高速通信容量を使い切っても、最大1Mbpsの速度でインターネットを利用できるサービスです。
1MbpsでもYouTube動画を再生できるぐらいの速度で普通に使えますので、そこまで高速通信を必要としない方には楽天モバイルもおすすめです。
これら3社のプランについては、以下の記事で詳しく比較しておりますので、ぜひこちらも参考にしてください。
ワイモバイルのデメリットと注意点
通話が少ない人にはあまりお得ではない
ワイモバイルの料金プランはすべて、10分かけ放題がコミコミとなっておりますので、通話が多い方も少ない方も同じ料金です。
そのため、通話をあまりしない方にとっては、かけ放題の付いていないプランの方がお得です。
例えば、楽天モバイルは先ほど比較した「スーパーホーダイ」の他に、「組み合わせプラン」という5分かけ放題がセットになっていないプランもあります。
組み合わせプランの方が月額料金は安く設定されており、必要であれば5分かけ放題をオプションで追加したり、スーパーホーダイにプラン変更したりすることも可能です。
そのため、通話が少なくかけ放題が必要ない方は、このようなかけ放題がセットになっていないプランもおすすめです。
2年目以降の料金が高くなってしまう
1年目の料金は割引が入って非常にお得ですが、逆に言うと2年目以降の料金は各プランとも月1,000円高くなってしまいます。
また、大手通信キャリアと同じように2年契約が基本で、契約期間中に解約すると9,500円の契約解除料がかかります。
そのため、長い目で見ると、LINEモバイルや楽天モバイルの組み合わせプランのような「MVNO」の格安SIMの方がかけ放題を付けても料金はお得です。
回線が混み合う平日昼間や夕方の通信速度が安定しているのはワイモバイルですが、そこまで求めない方にはMVNOの方がおすすめです。
ワイモバイルのその他のメリット
ワイモバイルの大きなメリットは通信速度が安定していることと、LINE ID検索もできることですが、その他にもサブブランドならではのメリットがあります。
店舗数が多く安心のサポート体制
格安スマホ会社は店舗数が少なく、電話やオンラインチャットなどでのサポートが主となります。
しかし、ワイモバイルは全国各地に専門ショップがあるため、何かあった時に気軽に相談に行けるというメリットがあります。
実際に近くでワイモバイルショップを見たことがある方も多いと思いますが、格安SIMのサポート面が心配な方にもワイモバイルはおすすめです。
料金のお支払いは口座振替も可能
ワイモバイルは口座振替でも料金を支払うことができるため、クレジットカードを持ってなくても申し込むことができます。
格安SIMは料金の支払い方法をクレジットカード払いしか選べないところも多く、それで格安SIMへの乗り換えを諦めていた方もいるかと思いますが、ワイモバイルなら大丈夫です。
ワイモバイルは、クレジットカードを持っていない方や学生の方にもおすすめです。
家族割で毎月500円が割引される
ご家族でワイモバイルを契約すると、2回線目以降の月額料金が毎月500円割引されます。
家族割も入れると、例えばプランSなら「容量2GB」「10分かけ放題」で月額1,480円とかなりお得な料金となります。
他の格安SIMでは家族割もあまりないので、家族まとめてワイモバイルに乗り換えるのもおすすめです。
ワイモバイルのお申し込みはネットが便利
店舗は混雑していることが多い
ワイモバイルは全国各地にショップがあるため、店舗での申し込みもしやすいですが、ネットでも簡単に申し込むことができます。
そのため、どうしてもスタッフと直接相談しながらじゃないと不安という方でなければ、ネットからのお申し込みがおすすめです。
特に週末はワイモバイルショップはかなり混雑していて、長い待ち時間が発生することもあります。
ネットからであれば、自宅から都合の良い時間にいつでも申し込めるので、店舗へ行くよりも便利でおすすめです。
お申し込みに必要なもの
ワイモバイルのお申し込みには、ネットから申し込む場合は「本人確認書類」と「クレジットカード」の2点が必要です。
口座振替をご希望の方は、郵送でも手続きはできますが、登録までにかなり時間がかかるので、ワイモバイルショップでのお申し込みがおすすめです。
本人確認書類については、運転免許証やパスポートなどをスマホで撮影した写真でOKです。
ワイモバイルショップでお申し込みの方は、本人確認書類を直接店頭までお持ちください。
そのほか、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用する場合は、「MNP予約番号」を事前に取得しておく必要があります。
MNPとは、今お使いの電話番号をそのまま引き継げるサービスで、MNP予約番号は今ご契約中の通信会社から取得します。
MNP予約番号には15日間の有効期限があり、ワイモバイルはMNP予約番号取得から2日以内でないと申し込むことができませんのでご注意ください。
MNP予約番号は、ワイモバイルを申し込む直前に取得するようにしましょう。
ワイモバイルのおすすめポイントまとめ
- ソフトバンクのサブブランドだから高品質で安心!
- 回線が混み合う時間帯でも通信速度が安定している!
- LINEの年齢認証が可能で、ID検索もできる!
- プランはすべて10分かけ放題コミで、通話が多い方もお得!
- 店舗数が多くサポート体制も安心!
- 月々のお支払いを口座振替にすることもできる!
- 余ったデータ容量は翌月まで繰り越せる!
- Yahoo!プレミアムも無料で利用できる!
- Y!mobileメールを利用できる!/li>