ドコモ・au・ソフトバンクの2年縛りに、ついに行政指導が入るようです!
(出典:テレ朝news)
2年以内に解約すると約1万円の違約金が発生し、しかも自動更新されるという2年縛り。
携帯電話のドコモ・au・ソフトバンク3社寡占状態を支えている鬼システムですが、実はよくわかっていないという方も多いのではないでしょうか。
ドコモ・au・ソフトバンクの解約方法と違約金について解説します。
2年縛りは本当になくなるのか?
2018年4月24日、総務省の野田総務大臣は、2年縛りについて行政指導を出す方針を表明しました。
携帯電話の2年契約が満了して他の社に乗り換える際の料金を巡り、野田大臣は携帯大手3社に近く、行政指導を出す方針を明らかにしました。現在の契約では2年分の通信料を支払っただけでは解約できず、違約金か25カ月目の月額料金が必要です。野田大臣は、これらを支払わなくても解約できるよう指導するとしています。
引用:テレ朝news
総務省はこれまでにも、「SIMロック解除の義務化」や「実質0円の廃止」など、日本の携帯電話市場の健全化に取り組んでいます。
SIMロック解除の義務化は2015年5月に始まりましたが、それまで他社に乗り換える時は、スマホ本体ごと買い替えないといけませんでした。
実質0円も、高額な料金で2年契約させるためのエサとなる仕組みで、途中で解約すると、端末代の残額として高額なお金を請求されます。
そのため、ドコモ・au・ソフトバンクを解約したくても、違約金と端末代の残金が負担となってしまい、解約に踏み切れない方が多いのが現状です。
そこで今回の、総務省が2年縛りへの行政指導をするというニュース。
もう2年も前に格安スマホに乗り換えている私からすると、やっとか~て感じです。
まだ行政指導すると表明しただけの段階ですので時間はかかると思いますが、早ければ1年以内になくなるのではないでしょうか。
2年縛りはどう考えても大手3社が儲かりたいだけのおかしな仕組みですので、絶対に廃止してほしいと思います。
2年縛りとは?いつ解約すればいい?
実は、ドコモ・au・ソフトバンクでも、2年縛りなしで契約することもできます。
その代わり、利用料金はさらに高くなります。
つまり、「2年契約すると料金がお得になりますよ」と、消費者に選ばせている風にしているんですね。
だから「途中解約するなら違約金払って」と言われても、文句は言えません。
まだそれだけなら「2年契約」で済むのですが、「2年縛り」とまで言われるのは、2年契約が自動更新されるからです。
しかも2年契約満了のお知らせなどもなく、自分から言わないと、また新たな2年契約が始まってしまいます。
大手3社とも、違約金なしで解約できるのは、2年契約満了の翌月と翌々月の2カ月間です。
契約開始から25カ月目と26カ月目が更新期間となり、その間に解約しないと、また2年契約が始まってしまいます。
実はこの更新期間も、もともとは1カ月間しかなかったのが、総務省からの要請により2カ月間に延長された経緯があります。
総務省は本気で、日本の携帯電話市場を改善しようとしています。
2年縛り撤廃もぜひ頑張ってほしい!
2年契約の途中で解約する時の違約金は、ドコモ・au・ソフトバンク3社とも9,500円(税別)です。
実際のところ、格安スマホに乗り換えてしまえば、9,500円なんて2~3カ月でペイできます。
更新月まであとちょっという方は待った方がいいですが、まだ半年先、1年先というような方は、今すぐ解約して格安スマホに乗り換えた方がお得です。
ドコモ・au・ソフトバンクの解約方法
大手3社の解約は、MNPで他社に乗り換える場合と、ただ解約する場合とで手続きが異なります。
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)とは、今お使いの電話番号そのままで、他社に乗り換えられるサービスです。
MNPを利用せずにただ解約する場合は、それぞれのショップでの手続きとなります。
ショップは混み合うことが予想されますので、ネットで来店予約を取っておくのがおすすめです。
必要書類などについては、各社のホームページでご確認ください。
3社とも解約手続きのページにたどり着くまでが困難ですので、上記リンクをブックマークしておくと便利です。
MNPを利用して他社に乗り換える場合は、「MNP予約番号」の取得手続きが必要です。
ドコモの場合は、ショップへ行かなくても電話かネットで取得可能です。
ネットで取得する場合は「dアカウント」が必要ですが、すぐに発行できるので初めての方でも大丈夫です。
auとソフトバンクは、電話かショップでの取得となります。
ガラケーならネットで取得することもできますが、スマホからは申し込めません。
電話だとやはり引き留めの説明が入りますが、余計な回答はせずに淡々と手続きを進めましょう。
各社の電話番号など詳細については、以下のリンク(公式ホームページ)からご確認ください。
MNP転出で他社に乗り換える場合の注意点
大手3社からMNP転出で格安スマホなどの他社に乗り換える場合は、MNP予約番号の有効期限にご注意ください。
MNP予約番号には15日間の有効期限があり、期限内に他社への乗り換えを完了させないと無効となってしまいます。
格安スマホ会社のほとんどが、申し込み時に10日以上の有効期限が必要ですので、MNP予約番号は他社を申し込む直前にお取りください。
また、MNP転出手数料として、ドコモは2,000円、auとソフトバンクは3,000円が必要です。
つまり、MNP転出の場合は、2年契約途中の解約だと違約金と合わせて、ドコモは11,500円、auとソフトバンクは12,500円の費用がかかるのでご注意ください。
大手3社での手続きについては、MNP予約番号の取得だけでOKです。
他社への乗り換えが完了した時点で、大手3社も解約されます。
まとめ
ドコモ・au・ソフトバンクの3社寡占状態が続く日本の携帯電話市場ですが、それを支えてきたのが2年縛りです。
更新期間に解約しないと、どんなに長く使い続けてきたユーザーでも違約金が発生するのは、やっぱりおかしいですよね。
ようやく総務省が動き出してくれましたが、一刻も早く廃止してほしいです。
とは言えまだ先の話だと思いますので、早いところ大手3社に見切りをつけて、格安スマホに乗り換えることをおすすめします。
私は格安スマホに乗り換えて2年近く経ちますが、格安スマホでも普通に使えるし快適ですよ。
ソフトバンクを利用していた頃と比べて、月々5,000円はスマホ代を節約できています。
格安スマホに乗り換えて、スマホ代をお得に節約しましょう♪