電気代の使用明細を見て、「こんなに電気を使ったかな?」と疑問に感じることはありませんか。
電気代は普段の何気ない行動の積み重ねて浪費してしまいがちな項目です。
そのためちょっと意識を変えたり行動を起こすことで電気代を節約することができます。
この記事では今すぐにできる電気代節約術について解説します。
ぜひ実践してみて下さい。
家電の使い方を変える
家庭の電気代を節約するのにまずは家電の使い方を変える必要があります。
まず電力の契約内容によっては、「安くなる時間帯」というものがある場合があります。
多くの電力会社では電気を使用する人口が少ない夜間の電気料が安く設定しています。
そのため洗濯機や乾燥機、湯沸かし機能などをタイマーを利用して家電を夜中に使用するようにしましょう。
またいつもなんとなくBGM代わりにTVを使用していませんか?
液晶TVの場合、見ていないときはスイッチを切るようにすると年間で27.10kWhの節約になると資源エネルギー庁は試算を出しています。
TVのコンセントを抜いておき、テレビを見たいときだけ差し込むようにするとだらだらとテレビ視聴することを防ぐことができます。
電気ポットを使用している家庭では、長時間にわたって保温するのではなく必要なときに再沸騰した方が年間で107.45kWhほどを節約することができます。
またパソコンは、こまめにシャットダウンをするよりは約90分ほどであればスリープ状態にした方が消費電力が少なくて済みます。
電力の契約を見直してみる
電力の自由化により、様々な電力会社が参入してきてそれぞれに特色あるプランを打ち出しています。
そのため自分の家庭のライフプランに合わせた契約の変更で、年間で15000円もの節約が可能になります。
電気料金プランを変更するほかにも、契約アンペアを変更するという節約方法もあります。
電力は契約しているアンペア数によって基本料金が決まります。
当然、契約アンペア数が低いほど基本料金は低くなります。
たくさん電気を使う家庭では契約アンペアが低すぎると生活に支障が出ます。
しかし仕事が忙しくて家にほとんど人がいない状態の家庭では、そもそも電気をほとんど使用しませんので低いアンペア数で契約した方がお得です。
また春や秋などのあまり電力を使わない期間のみ契約を変更しておくのも1つの手段です。
また電力会社によっては、電気代を口座引き落としにしていると手数料をとられる場合があります。
その場合はクレジットカード支払いに切り替えると手数料を節約すると共にクレジットカードのポイントを貯めることができるので、結果的に節約に貢献できます。
夏の冷房を見直す

夏の電気代をアップさせる要因で一番大きいのは「エアコンの利用」と「冷蔵庫」です。
エアコンの電気代を節約するためには次の点がポイントとなっています。
- 適正な設定温度は28℃
- エアコンのフィルターをこまめに掃除することで無駄な電気の消費を抑える
- エアコンの室外機はできるだけ日蔭に設置し、周辺に障害物をおかないようにこまめに掃除する
- こまめにエアコンのスイッチを入れたり消したりしない
- サーキュレーターなどを併用して、効率よく冷気を循環させる
またエアコン以外でも、冷蔵庫の設定温度を季節によって変えると消費電力を適切に抑えることができます。
さらに冷蔵庫の中にものがぱんぱんに詰まっていると、なかなか物を冷やすことができずに消費電力がアップしてしまいます。
あまりにも多くの物を詰め込みすぎないようにしましょう。
冬の暖房を見直す
冬の電気代は、ほとんどが暖房に使用されている分です。
電気代節約のためには冬の暖房の使い方に工夫が必要です。
次のような習慣を続けることで、電気代の節約になります。
- エアコン設定の適正温度は20℃
- 窓の断熱対策をして、エアコンの効率をアップする
- トイレの暖房便座のフタは使用しないときは閉めておく
- 広い部屋を暖めるのにはエアコン、狭い空間を暖めるにはオイルヒーターやファンヒーター、限られた場所なら電気カーペット
- 暖房器具を使う前にひざかけやネックウォーマーなどを活用して身体を暖める
家電を省エネなものに買い替える
「節約のために家電の買い換えは控えよう」と考えて、10年以上前のエアコンや冷蔵庫、洗濯機を頑張って使っている人はいませんか。
最近の家電のポイントはずばり「省エネ」です。
そのため古い家電よりも新しい家電を使用した方が年間の電気代を節約できます。
たとえば照明の場合、4LDKの家庭で全ての照明をLEDに変えた場合は年間で713kWh節約できます。
10年前のエアコンを最新の機種に変えると年間で500kWh節約できます。
まとめ
電気代節約のために今すぐ出来ることについて解説しました。
一つ一つの取り組みはちょっとした電気代の節約ですが、年間でみると数千円ほどの節約になります。
そして数多くの節約術を組み合わせることで、数万円分もの節約につなげることができるのです。
小さなことからコツコツとはじめて、節約を成功させましょう。