「貯金したいけどなかなかうまくいかない」とお悩みの方、貯金にはコツがあることご存じですか。
節約上手な人にはある共通した家計のやりくり方法があります。
この記事では貯金を成功させるためのコツを成功した人の体験から厳選して3点ご紹介します。
どんな収入の人でも、コツをつかんでおくことで必ず貯金できるようになります。
ぜひ参考にして下さい。
目標を立てる
ただなんとなく「お金を貯めたいな」と考えている人と、「一年後には100万円貯めておく」と明確な目標が立ててある人とでは、目標がある人の方がしっかり貯金ができて節約も成功する傾向があります。
ぼんやりと取り組んでいる節約は目的意識もないので途中で飽きたりやめたりしがちになるからです。
その点目標がしっかりとしていると、目標達成のための具体的な計画を立てることもできるので毎月コツコツと貯めていくことができます。
いきなり大きな額の貯金はできませんので、大きな目標を決めたら次は小さな目標を決めます。
たとえば「5年間で1000万円貯める」という目標を立てたら、1年間では200万円、月々約16万円ほどを貯めていくことになります。
この16万円を家計からどのように捻出するのか現実的なプランを錬ることが貯金成功のためには必要なのです。
先取り貯金で家計の計画を立てる
貯金は「余ったお金を貯める」という方法ではなかなか目標額を貯めることはできません。
給料が入ったら、そこから直接貯金に回すとより確実性が増します。
おすすめなのが自動積立定期預金です。
特に面倒な手続きもなく、毎月自動的に貯金にお金が回ります。
そして手元に残ったお金で家計の予算を作り、予算の枠内で様々な出費に対応していきます。
どんな項目にどれくらいの金額を使っているのかは、家計簿をつけることで把握できます。
無料の家計簿アプリなどを利用すれば、スマホでも家計が管理できるようになります。
しかし「家計簿をつけると面倒くささの方が勝ってなかなかお金が貯まらない」という人は、予算を封筒に小分けにする方法がおすすめです。
たとえば食費が4万円の場合、1週間分の金額を封筒に小分けにしておくと
「残りはこれくらいだから献立は節約メニューを駆使しよう」
「来週は焼肉に行きたいから今週の分を来週にまわすためにこれだけは残しておこう」
とやりくりが簡単になります。
上限が目に見えて分かるので、「いつのまにかお金がなくなっていた、何に使ったんだろう」ということにもなりません。
予算に合わせて家計をスリム化する

「低収入だからお金が貯まらない」と自分に言い訳していませんか。
貯金は基本的には収入の二割が目安とされています。
つまり、どんな収入の人でも貯金はできるはずなのです。
肝心なのは「予算に合わせた生活を送ること」になります。
予算に応じた生活を送るためにできる家計の工夫には次のようなものがあります。
食費
食費の節約の基本は「外食をできるだけしない」「自炊する」ことです。
外食やコンビニ・スーパーのすぐに食べられるものを購入すると、材料費に人件費などが乗っかってくるので割高です。
「毎日缶コーヒーを飲むのが習慣」という人は、金額にすれば1ヶ月で約3000円使用していることになります。
1年に換算するとなんと約36500円です。
つまり毎日の缶コーヒーを我慢するだけで1年間で365000円の貯金ができることになります。
「食料品もクレジットカードで購入している」という人は現金よりも使ったお金が可視化しにくいので注意が必要です。
現金に触れていないせいで、無駄遣いをしたという感覚が薄れます。
こまめにクレジットカードの利用明細をチェックする習慣をつけた方がいいでしょう。
雑費
日用品などを指す雑費ですが、「特典や特売につられて購入しない」ということを心がけることで、無駄な出費を防ぐことができます。
無駄使いをしがちな人の特徴として、「自宅に物がいっぱいある」という点が挙げられます。
いくら安くても大量に購入して使い切らない場合は無駄遣いと一緒です。
本当に必要な物かどうかしっかり検討した物だけ購入するだけで、大幅な節約になります。
保険
職業や年齢、健康状態や家族構成などによっても必要な保険の内容は異なります。
しかし保険の掛け金は支払う金額が大きく、見直すと大きな節約になります。
目安としては「世帯年収の1/10」が年間の保険総額の理想です。
面倒ですが、しっかり契約内容を把握して、不必要なものは解約したり別の契約を結んだ方がいいでしょう。
自分に合った保険かどうかよく分からないという人は、フィナンシャルプランナーに相談したり保険の総合店舗で相談するのもおすすめです。
通信費用
携帯電話は複数の会社が乱立している状態ですので、内容を見直すとかなり節約できるポイントでもあります。
格安SIMに乗り換えたり、自分の携帯電話の使用方法に応じたプランへの変更をしましょう。
その他
細かいことですが、ATMや銀行を時間外に使用することが多い人はその分手数料を余分に支払っていることになります。
目標貯金額を達成するためには、細かな出費を見直していくことから始まります。
ATMを利用するときは時間外手数料を支払わなくていいように計画的に利用しましょう。
まとめ
貯金するための節約術について解説しました。
まずはきちんと具体的な目標を立ててから、目標を達成するため家計のどこを節約すれば良いのか明確化しましょう。
家計簿を細かくつけてどれくらいの出費をしているのか、予算に合った消費行動をしているのかをチェックすることで目標金額の貯金が達成できます。
細かなことからコツコツと積み上げていきましょう。