食費の節約には作り置きおかずの冷凍保存が便利!お弁当にも使えるおすすめレシピもご紹介

食費の節約には作り置きが便利なのですが、「毎日同じ料理を食べたくない」という人や、「食べきれない量を作ってしまった」とお困りの方のいらっしゃるでしょう。

そんなひとには冷凍するのがおすすめです。

この記事では作り置きおかずを冷凍で美味しく食べるための保存方法をご紹介します。

簡単で便利な下味のレシピもご紹介しますので、アレンジしやすいメニューばかりです。

ぜひ参考にどうぞ。

まずはおかずを冷凍するときに知っておきたい基本術

おかずを冷凍するにあたり、おいしく食べるためには知っておくべき基本があります。

まずは食品を冷凍するための基本テクニック5点をご紹介します。

1食分ずつ小分けに冷凍する

一度にたくさん作る作り置きおかずは、時に2~3食分などの量になる場合もあります。

1食分ずつ小分けにしておくと食べたい分だけを解凍すればいいので時短にもなってとても便利です。

お弁当に入れる場合は紙のトレイやシリコンカップに小分けにしておくと取り分けやすくなります。

一度解凍したものを再冷凍しない

一度冷凍状態から解凍したものを再び冷凍すると、雑菌が繁殖するリスクが高くなります。

夏場はもちろん冬場でも食中毒は発生するおそれがありますので、再冷凍はやめましょう。

冷凍保存の期限は一ヶ月

冷凍庫は万能ではありません。

冷凍庫を開け閉めする頻度にもよりますが、それなりに内部の温度の変動があります。

おいしく安全に食べるためにも、冷凍したものは一ヶ月を目安に食べきりましょう。

保存用パックなどに入れて冷凍する場合は、袋に詰めた日付をマジックで記入しておくと分かりやすいです。

できるだけ平らな状態で冷凍する

一方に偏った状態や丸まった状態で冷凍しようとすると均一に冷気が伝わらずうまく凍りません。

また解凍し難い状態になります。

おいしく食べられるように冷凍するためには、できるだけ空気に触れない状態で急速に冷やす必要があります。

そのため平らにして早く凍るようにしておいた方がいいです。

水分が多い食品は冷凍に不向き

じゃが芋やレタス、きゅうりなど水分が多い野菜は特に冷凍すると食感がかなり悪くなります。

またこんにゃくも冷凍するとおいしくなくなりますのでこんにゃくが入ったおかずを冷凍保存するのは避けた方が良いでしょう。

下味をつけて冷凍しておけば解凍してすぐに調理できる

冷凍の基本を理解したところで、実際にどのような冷凍おかずの作り置き方法があるのかご紹介します。

まず肉や魚の特売日にやっておきたいのが「下味をつけた状態で小分けに冷凍」です。

たとえば鶏肉の場合は、唐揚げ用や照り焼きチキン用などにお肉を一口大にカットしてから漬け汁につけておきます。

すると冷凍している間に下味がしみこむため、前の日の晩に冷蔵庫にいれて自然解凍しておけば次の日は焼くだけで一品できあがります。

豚肉も生姜焼き用や肉団子、かたまり肉なら煮豚や塩豚にしておけばあとは解凍して焼くだけです。

魚も幽庵焼きや味噌漬けにしておくことで解凍してすぐに調理できます。

特売日に購入した食品を無駄にすることもなくおすすめです。

人気の肉料理の下味のレシピをご紹介します。

全ての調味料を混ぜ合わせてポリ袋にお肉と共に入れ、さらにフリーザーパックに入れておくと汁漏れや冷凍焼けを防げるのでおすすめです。

ご紹介するレシピは全てお肉200gに対する分量になります。

照り焼き味

【材料】
しょうゆ   大さじ2
砂糖    大さじ2
みりん   大さじ1
酒   大さじ1
おろししょうが  少々

しぐれ煮味

【材料】
しょうゆ  大さじ2
みりん   大さじ1
砂糖    大さじ2
出汁の素  小さじ2

味噌漬け味

【材料】
みそ  大さじ4
しょうゆ  大さじ1
みりん  大さじ1
砂糖  大さじ2
酒  大さじ1

塩麹味

【材料】
塩麹   20g

ネギ塩味

【材料】
酒   大さじ2
ごま油  大さじ1
塩   小さじ1
鶏ガラスープの素  小さじ1
しょうゆ  小さじ1
おろしにんにく、おろししょうが  少々
長ネギ(みじん切り)  1本

バーベキュー味

【材料】
しょうゆ  大さじ4
マーマレード  大さじ4
にんにく(薄切り)  ひとかけ

煮ものはカップに小分けしておくとお弁当に入れやすくなる

ひじきの煮物や根菜のきんぴらなどはお弁当の定番で、一度にたくさんできるので作り置きにも最適です。

お弁当に入れるつもりの作り置きおかずは最初から紙カップやシリコンカップに詰めておけば、あとは凍ったままお弁当箱に入れておくと昼食の時間には程よく解凍されています。

夏場は保冷剤代わりにもなるのでおすすめです。

またカップではなく製氷皿におかずを分けていき、凍ったところでとりだしフリーザーパックに入れておいてもお弁当につめやすくなります。

冷凍おかずのあたためかた

作り置きおかずの便利な冷凍についてご紹介してまいりました。

美味しく食べるための温め方についても解説します。

まず冷凍おかずは冷蔵庫で自然解凍させます。

急いでいるときは流水解凍もできますが、水道代を考えると節約になりませんのでできるだけ前日のうちに冷蔵庫に移動させておきましょう。

常温で放置すると雑菌が繁殖する原因にもなるのでおすすめしません。

冷蔵庫で解凍したおかずは電子レンジで加熱しましょう。

「豚肉の生姜焼き」のように、お肉に下味を付けておいたものに関してはフライパンで焼いたりオーブンで加熱しましょう。

作り置きの時に一度火を通しているものでも、電子レンジで再加熱することでおいしく食べられます。

まとめ

食費の節約に大活躍の作り置きおかずの冷凍テクニックについてご紹介しました。

特売日に大量に購入した食材は、購入したその日のうちに食べやすいように加工しておくことでその後の生活がとてもラクになります。

ぜひ冷凍庫を活用して、節約に役立てましょう。