「忙しいけれど食費を節約したい」「毎回献立を考えるのは面倒」という人にオススメしたいのが、おかずを作り置きすることです。
この記事では節約に大活躍する、作り置きおかずのレシピをご紹介します。
簡単に作れる上に野菜もメイン食材もたっぷり摂れるので栄養バランスも満点です。
ぜひ毎日の料理に役立てて下さい。
節約に作り置きおかずが役立つ理由
節約に何かと便利な作り置きおかずですが、いったいどうしておかずを作り置きにすると節約になるのでしょうか。
その理由について解説します。
特売日に購入した安い食材を十分に活用できる
お肉やお魚の特売日、安いからと大量に購入しても使いこなすことができなければ腐らせてしまって節約所か無駄遣いになってしまいます。
しかし作り置きおかずに加工しておくとあとは食べる前に温めたりそのまま食卓にのせるだけなので十分に使い切ることができます。
お肉やお魚だけではなく、安い方といってまとめ買いした野菜もそのままでは傷んでしまいますが作り置きおかずにしておけば数日はもちます。
外出した日も作り置きおかずがあれば楽に自炊できる
仕事や遊びで出かけた日、帰ってきて疲れているのにそこから料理となるとついつい「もう外食でいいや」となってしまいますよね。
外食が続くと食費の節約にはなりません。
しかし冷蔵庫の中に作り置きおかずがあると、「帰ってもすぐ食べられるから大丈夫」となります。
また夕食などで「あと一品足りない」という場合にも、作り置きおかずがあれば品数が増えてテーブルの上がにぎやかになります。
お弁当にも便利
作り置きおかずはお弁当にも最適です。
寝坊した日など時間が迫っているときにゼロからお弁当のおかずを作るのは無理です。
しかし冷蔵庫に作り置きおかずがあれば、ご飯とおかずを詰めればすぐにお弁当が完成します。
昼食を持参するだけで、食費が節約できます。
メインおかず3選
まずは食卓のメインにもなるおかずの作り置きメニューをご紹介します。
豚肉の南蛮漬け
【材料】(作りやすい量)
豚こま肉 200g
しめじ 1株
玉ねぎ 1個
人参 一品
ピーマン 2個
しょうゆ 大さじ1
酢 大さじ1
砂糖 大さじ1
梅干し(種は取る) 1個
【作り方】
①豚こま肉に片栗粉をはたき、しめじと一緒にフライパンで炒める
②玉ねぎ、人参、ピーマンは細切りにする
③調味料と①と②を混ぜ合わせ、冷蔵庫で1時間冷やして完成
豚こま肉の代わりに鮭や白身魚でもおいしく作れます。
梅干しのフルーティな酸味でご飯がすすむおかずです。
コツは野菜は加熱しないので薄く切っておくことです。
薄く切ることで漬け汁の味が良く染みこみます。
鶏ハム
【材料】
鶏胸肉 2枚
塩 大さじ2
砂糖 大さじ1
胡椒 小さじ1
酒 カップ1/2
水 カップ1
白ネギの青い部分 1本分
しょうがの皮の部分 ひとかけ分
【作り方】
①ポリ袋に鶏胸肉と塩、砂糖、胡椒を加えよくもみこむ
②を冷蔵庫で30分冷やす
③の水分をキッチンペーパーでぬぐう
④鍋に酒、水、白ネギの青い部分、しょうがを加えて沸騰したら③をいれてフタをして10分
⑤のお肉をひっくり返し、さらにフタをして5分
⑥自然と冷めるまで待ち、冷めたら煮汁ごと容器に入れて冷蔵庫で保存
食べるときは好みの大きさにカットします。
十分味がついているので何もつけなくても美味しく食べられます。
サラダの上に乗せるだけで、ヘルシーなのに食べ応え十分なメイン料理になります。
また煮汁には鶏肉のうまみがしみだしているので、茹でた素麺を加えて食べるとまるでラーメンのような味わいになります。
煮汁で雑炊を作ってもおいしく頂けます。
煮汁から鶏肉だけを出して保管してしまうとお肉がぱさぱさになりますので注意が必要です。
厚揚げの豚肉巻き
【材料】
厚揚げ 1枚
豚バラ肉 1枚
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1
【作り方】
①厚揚げを短冊切りにする
②豚バラ肉で厚揚げを巻いていく
③巻き終わりを下にして、フライパンで②を焼く
④豚肉の色が変わったら調味料を加え、中火でフタをして5分
安い厚揚げの周りを豚バラ肉で覆うことで、食べ応えのある甘辛い味に仕上げています。
食べる前には電子レンジで加熱しておくとさらにおいしくいただけます。
サブおかず3選
「メインにお肉を焼いたけど、それだけじゃ物足りない」「魚の干物がある、味噌汁も作れる、だけどあと一品ないとさびしい」という時に役立つのがサブおかずです。
作り置きしやすく簡単に作れるレシピを3点ご紹介します。
やみつきキャベツ
【材料】(作りやすい量)
キャベツ 1/4玉
ごま油 大さじ1/2
中華スープの素 小さじ1
塩昆布 大さじ1
塩 少々
白ごま 少々
【作り方】
①キャベツをざく切りにする
②調味料とキャベツを混ぜて5分おく
キャベツを切って全部の材料を混ぜるだけで簡単に出来上がります。
塩を岩塩にすると焼き肉屋さんの一品のようなパンチの効いた味になります。
いくらでも食べられる味付けなことから「やみつき」という名称がついています。
和食にも洋食にも合わせやすい一品です。
やみつきピーマン
【材料】(作りやすい量)
ピーマン 4個
ごま油 小さじ1
鶏ガラスープの素 小さじ1
黒こしょう 少々
【作り方】
①ピーマンの種をとり細切りにする
②耐熱容器にピーマンを入れ、ふんわりとラップをかけて600wの電子レンジで2分加熱
③調味料を②に加えてよく混ぜ合わせる
「無限に食べられるほど美味しい」と一時期話題になったピーマンレシピでたくさんの配合が存在しますが、最も作りやすいレシピをご紹介します。
このままでももちろん美味しいですが、好みでツナ缶や牛細切れ肉などを加えてもおいしく食べられます。
ナスの中華風おひたし
【材料】(作りやすい量)
ナス 2本
しょうゆ 大さじ2
ごま油 大さじ1
酢 大さじ1
さとう 小さじ1
豆板醤 小さじ1
【作り方】
①ナスを乱切りにする
②ナスを油で揚げる
③調味料を混ぜて作ったつけだれに漬ける
油で揚げるのが面倒な場合は、フライパンで炒めてもおいしくできあがります。
ご飯のおかずにもなりますが、にんにくを加えるとお酒のおつまみにも最適です。
あと一品欲しいときに役立つ作り置きレシピ3選
「なんだかもうちょっとだけ物足りないな」という時に冷蔵庫にあると重宝するメニューをご紹介します。
煮卵
【材料】(作りやすい量)
卵 6個
めんつゆ 大さじ2
砂糖 大さじ1
しょうゆ 大さじ2
【作り方】
①鍋に卵と卵がひたるくらいの水を入れ火にかける
②水が沸騰してから8分中火にかける
③卵をとりだし流水で冷やし、殻をむく
④ふた付きの容器に調味料を加え、③を入れて冷蔵庫に一晩おく
卵が安売りでたくさん手に入ったときにつくりたいメニューです。
卵は固めにゆでるレシピをご紹介しましたが、自分の好みの硬さで調整しても良いでしょう。
人参しりしり
【材料】(作りやすい量)
人参 大2本
ツナ缶 1缶
めんつゆ 大さじ2
さとう 小さじ1
【作り方】
①人参を細長く切る
②人参をふた付きの耐熱容器に入れ、600wで2分30秒加熱する
③いったんとりだしてツナ缶と調味料を加えてよく混ぜ、さらに2分加熱する
子供でもたくさん食べられる甘い味付けです。
電子レンジを使って調理をするので、ガス台が埋まっていても邪魔にならず同時並行で作っておけるおかずです。
トマトのハニージンジャーマリネ
【材料】(作りやすい分量)
トマト 大2個
しょうが(すりおろし) ひとかけ
はちみつ 大さじ1
レモン汁 大さじ1
【作り方】
①トマトを乱切りにする
②調味料を全て混ぜ合わせ、トマトを加える
冷蔵庫で4日間ほどは保存しておけます。
「安売りでトマトをたくさん買えたけれど、あまり甘くなくて家族に不評」というときにおすすめです。
甘酸っぱくて口直しや子供のおやつにもなります。
火を使わなくていいので、暑い夏に楽ちんなレシピです。
まとめ
節約に大活躍する作り置きおかずのレシピについて解説しました。
「疲れているときに自炊は大変」という人も、時間があるときにまとめて作り置きおかずを作っておけばとても重宝します。
また特売日でたくさん手に入れた食材も無駄なく使い切ることができます。
ぜひ作り置きおかずにチャレンジしてみて下さい。