クレジットカード払いと現金払い、節約に適しているのはどちらか徹底比較

最近では生活の様々な場面か現金払いかクレジットカード払いかを選べるようになり、クレジットカードを持っていない人の方が少なくなってきました。

そうなると気になるのが「クレジットカード払いと現金払いはどちらがよりお得なのか」という問題です。

この記事ではクレジットカードと現金、どちらが節約に適しているのか解説します。

クレジットカードのメリットやデメリットについてもご紹介しますので参考にどうぞ。

クレジットカード決済のメリット

まずはクレジットカードで生活費を支払うと、現金払いに比べてどんなメリットがあるのかみていきましょう。

クレジットカードを使用するとポイントで還元される

現金払いとクレジットカード払いの大きな違いといえば、「使うだけでポイントが付与されるかどうか」です。

貯まったポイントはJCBやVISA、Amazonなどのギフトカードや航空会社のマイル、楽天スーパーポイントやTポイントなどに交換することができます。

汎用性の高いギフトカードと交換すれば、実質的なキャッシュバックとなり生活費を節約することができるのです。

たとえば「オリコカード・ザ・ポイント」の場合、ポイントは購入額に対して1%つきます。

つまり1,000円購入すると10ポイントになるわけです。

500ポイント貯まるとAmazonギフトカードと交換することができます。

節約と組み合わせると効果倍増

電気代や水道代などの固定費を節約してどんなに頑張っても、現実的にゼロにすることはできません。

しかしクレジットカード支払いにしておくと節約分にプラスしてポイント還元分がありますので、両方を組み合わせることで現金払いや銀行口座振替よりもさらに節約することができます。

家計簿をつける手間が省ける

クレジットカードでほとんどの生活費の支払いを済ませると、カード会社からの使用明細が家計簿代わりになります。

「レシートを集めておいてちまちまと家計簿につけるのは性に合わない」という人にはぴったりです。

家計簿をつけるとお金の流れがよく分かるので、節約生活に家計簿をチェックする習慣は欠かせません。

スマホからも利用明細がWeb上で確認できるのでいつでもどこでもチェックできるのも便利です。

クレジットカード決済のデメリット

クレジットカードには様々な節約のメリットがありますが、デメリットもあります。

デメリットについてよく理解しておかないと、「節約していたつもりが浪費していた」という事態にもなりかねません。

クレジットカード払いのデメリットは次の通りです。

お金を払っている実感が薄く無駄遣いしがち

たとえば財布に1000円しか入っていないのに900円の商品を購入を考えていると

「のこり100円しかなくなる。給料日までを残り100円で乗り切れるだろうか。」

と検討することになりますよね。

しかしクレジットカードで支払いをすると今月どれくらいの金額を使用したのか、今月あとどれくらいの金額が使えるのかがよく分かりません。

また実際にお金を手にして商品を手に入れていないので、「お金を支払った」という意識が希薄になりいつのまにか無駄遣いしていたという人も多いです。

ポイントを溜めることに意識が向きすぎることもある

クレジットカード払いの大きなメリットである買い物ごとに貯まるポイントですが、あくまでそれはオマケです。

「ポイントを溜めなくちゃ」と買い物しすぎてしまうと、節約にはなりません。

また実店舗の中には現金払いしかできないお店もあります。

しかしクレジットカード払いOKなお店よりも同じ商品が安い場合は、無理にクレジットカード払いにするよりも現金でより安い商品を購入した方が節約になります。

節約中はカード払いでも現金払いでも、極力支払う金額を抑えるという点では違いはありません。

クレジットカードで生活費を節約するポイント

メリットとデメリットを理解した上で、クレジットカードで生活費を支払う上で注意したい節約ポイントをご紹介します。

還元率が高いクレジットカードを選ぶ

購入金額に対してどれくらいの割合でポイントがつくのかはカード会社ごとに設定が異なります。

できるだけ還元率が高いクレジットカードで支払った方がポイントが貯まりやすくなります。

節約に使用するクレジットカードは還元率が高いものを選ぶようにしましょう。

目安として還元率が1%以上だと還元率が高いお得なカードといえます。

Webでクレジットカードの利用明細をこまめにチェックする

現金払いに比べて「どれくらいお金を使っているのか」を実感しにくいのがクレジットカードのデメリットですので、明細はこまめにチェックしておくようにしましょう。

週に一回はスマホなどからチェックするようにすると家計の予算に対してどれくらいの支出になっているのか把握できて使いすぎを防げます。

また食費や洋服代など「使いすぎ」に注意しなければいけないものの支払いよりは、電気代やガス代といった固定費の支払いにクレジットカードを使用した方が節約の効果は高いです。

年会費がかからないクレジットカードを選ぶ

クレジットカードの年会費は会社ごとに異なるものの、大体1000円ほどかかります。

ポイントを貯めることを目的にクレジットカードを使用するのであれば、年会費の支払いがあるカードはもったいないです。

できるだけ年会費がかからないクレジットカードや、「○円購入にクレジットカードを使用したら年会費無料」というクレジットカードを使用すると節約できます。

またクレジットカードの多くは、初年度のみ年会費が無料で2年目以降の使用には別途手数料がかかる仕組みになっています。

「年会費永年無料」かどうか確認してから契約するようにしましょう。

ポイントが何に交換できるかあらかじめチェックする

クレジットカードの利用で貯まったポイントを何に交換できるのかは、各カード会社によって異なります。

いつも買い物をする場所では使えないギフト券やポイントカードしか交換できない場合は節約になりません。

自分の行動圏内で使用できる交換商品があるかどうかチェックしてクレジットカードは選びましょう。

まとめ

クレジットカード払いで生活費が節約できるかどうか解説しました。

現金払いに比べ、支払った金額に応じてポイントが貯まるので生活費の節約と組み合わせると相乗効果が期待できます。

ただしあくまで支払いは支払いなので、極力お金を使わない生活を心がける点は現金払いと同じです。

「ポイントが貯まるからちょっとくらい買いすぎても大丈夫」とはなりませんので注意が必要です。