家計の中の生活費を見直そう!知っておくと得をする生活費の節約術5選

支出に対して思うように収入がアップしない場合、とりくむことになるのが節約です。

また目標とする貯金額を達成するために節約を決意する人もいるかと思います。

家計の中で見直すとなるとまっさきに生活費が頭に浮かびますが、実際にはどんなことをすれば節約になるのかご存じですか。

この記事では知っておくと生活費の節約に便利なお金の節約方法について解説します。

ポイントをおさえて節約生活を成功させましょう。

そもそも生活費はいくらくらいが妥当なのか

まず気になるのは、「そもそも我が家は生活費を使いすぎなのか、それとも適正なのか」という問題です。

生活費を使いすぎであれば生活費の見直しで家計の改革につながりますが、そうではない場合は他の費用の見直しが必要になります。

総務省の2016年の家計調査によると、2人以上いる世帯の一ヶ月の消費支出の平均は約28万円という結果になっています。

消費支出=生活費とみていいので、約28万円の予算で生活費を組むと考えましょう。

総額で28万円を越える生活費を消費している家庭で正当な理由がない場合は無駄遣いをしているということになります。

節約するときは「何にどれだけお金を使っているか」を細かくチェックして、無駄なお金や不明なお金の使途を特定して改善する必要があります。

もしも節約を考えているのに家計簿をつけていない人がいれば、今すぐ家計簿をつけてどんぶり勘定はやめましょう。

月々の固定費は抜本的改善が必要

生活費の中でも、住居費・通信費・保険代・水道光熱費・各種ローン返済や子供の給食費・習い事といった費用は固定費と呼ばれています。

それぞれの支払金額が大きく常に支払う金額なので、固定費を見直すことで大きな家計の節約につながります。

収入に見合った予算内でそれぞれを支払っているのかチェックしましょう。

もしも予算オーバーしている項目があれば節約の対象となります。

住居費であれば住宅ローンを組んでいる場合はローンの借り換えや火災保険の見直しで年間数万円単位の節約ができます。

通信費の多くをしめている携帯電話料金は大手モバイル会社から格安SIMに乗り換えると一ヶ月あたり3000円代の利用料金に抑えることも可能です。

水道光熱費のうちの電気は、電力自由化によって様々な会社から色々なプランが出ているので見積もりを出してみましょう。

契約アンペア数を変更すると基本料金をおさえることができます。

ガスも都市ガスが選べる地域にお住まいでプロパンガスの供給を受けている家庭は、都市ガスの方が月々の使用量がやすくなります。

保険に関しては安い商品に乗り換えることは簡単ですが、中身についてよく把握しなければあとあと不利になります。

単なる安さだけではなくコストパフォーマンスが良いかどうかについても考慮する必要があります。

食費や雑費は無理しない範囲での節約が長続きの秘訣

生活費の節約というと、真っ先に削られやすいのが食費や雑費です。

外食が多い生活を送っている人は外食をやめるだけで2万円ほどは月に貯めることができます。

ただしすでに十分食費や雑費を削っているという人は、今以上に無理して削る必要はありません。

あまりにも極端な節約生活をしてしまうと、やる気が続かず途中で挫折してしまうリスクが高くなるからです。

またすでに節約を意識した生活をしている場合、それ以上の節約を断行しても削られる金額はあまり多くはありません。

それよりも保険金などの固定費を見直した方が大きな金額の節約になります。

無駄遣いはもちろん厳禁ですが、たまには「節約で頑張っている自分へのご褒美に、好物を今夜は作ろう」という余裕が大切です。

娯楽や洋服など生活の質に関わる項目は年間予算をたてておく

固定費や食費とは異なり、娯楽代や洋服代は家計が苦しいと真っ先に切り詰められていく項目です。

しかし中には「いつも頑張っている自分へのご褒美」「楽しみが必要」と節約中にもかかわらず我慢できないという人もいます。

完全に禁止してしまうと、「節約は辛いからもうやめた」と節約自体をやめる原因となってしまいます。

まずは年間で使える娯楽代や洋服代を決めておき、月々に弾力的な運用をしていくようにするとメリハリがつく消費となり無駄遣いを抑制できます。

たとえば「春先は何かと式典に出席しないといけないから洋服代を多めにして、忙しかったり天候が悪くて出歩かない梅雨時と秋の娯楽代や洋服代は低めにしておこう」というように、自分の行動にあった予算を組みます。

ポイントを活用する

消費そのものをゼロにすることは不可能ですので、ポイントによる還元の恩恵を受けるのも節約のポイントです。

いつも買い物するお店にポイントサービスがある場合は、積極的に利用しましょう。

またクレジットカードにも購入金額に応じたポイントがつき、各カード会社ごとにさまざまな商品と交換することができます。

ポイントの還元率はクレジットカード会社ごとに違いますので、クレジットカードを選ぶときは還元率にも注目してみて下さい。

1%以上の還元率だとお得なカードといえます。

その他にも国民年金や健康保険の納入をセブンイレブンのnanacoカードを用いて支払うという手段もあります。

nanacoカードにはクレジットカードからのチャージが可能ですので、クレジットカードのポイントとnanacoカードのポイントを同時に貯めることができます。

いずれにせよ、「ポイントを溜めることが主目的」にならないように使い方には注意が必要です。

ポイント目的の購入を防ぐためには、「これだけの金額の買い物をしてポイントがこれくらいもらえるから、割引で考えると○%くらい」とこまめに把握しておくことが有効です。

冷静になって数字を見てみると、本当に必要ないもの以外の購入意欲をおさえることができます。

収入を増やす

「生活費をギリギリまで節約したのにもかかわらず生活はまだ苦しい」「生活費をきりつめてみたけれど貯金がなかなか増えない」という方は収入を増やす努力をした方がいいでしょう。

実際に意識調査をしてみると、「節約に取り組んでいる」と回答したひとの約3割が何らかの副業をしているという結果が出ています。

最も多い副業が「不要品を売ること」となっています。

また副業OKの会社に勤めている人はアルバイトをするという人も多いです。

最近ではインターネットを利用した在宅ワークの案件も増えていますので、自宅にいながらダブルワークも可能です。

ただし投資やFXは生活費を削ってまで行うものではないので、家計が苦しい人は手を出さない方がリスクを回避できます。

まとめ

生活費の節約に役立つ節約術を5点ご紹介しました。

節約費の節約のためには、まず家計のお金の流れをしっかり把握する必要があります。

使途不明金や無駄遣いを見つけることで節約に役立てることができます。

「なんとなくお金を支払っている」という意識を変えることで、しっかりとお金を貯められる家計に改善することができます。