最近では夫も妻も働いている、いわゆる「共働き夫婦」が増えています。
世帯収入は多いものの、やはりしめるべきところはしめて貯金に回したいという家庭も多いですよね。
この記事では共働き夫婦が節約を成功させるために実践したい方法を5点ご紹介します。
ただぼんやりとしているだけではなかなかお金は貯まりません。
ぜひ参考にして下さい。
◆◆目次◆◆
まずは夫婦で共通の目的を共有することが大事
夫婦で貯金する以上、お互いに共通の目標をもっていなければ成功しません。
よくある失敗が、妻は「5年後までにはマイホームの頭金として1000万円貯金したい」と考えている一方で、夫が「いつかそのうち家でも購入するか」「若いうちは賃貸でいい」と考えているケースです。
「絶対に1000万円貯める」と思っている人と、「とりあえず貯金は必要だよね」と思っている人では、日々の節約に対する真剣みやモチベーションが違いますからなかなか成功しないものです。
共働き夫婦が貯金を成功させるためには「何のためにどれくらいの金額をどれくらいの期間で」貯めるのか明確にしておいた方が成功率はアップします。
また「相手が節約してうまく貯めているだろう」という依存した状態では貯金はうまくいきません。
一方が我慢する節約は長続きしないどころか人間関係にもヒビが入ります。
お金に対するお互いの価値観もしっかり話し合って共有しておきましょう。
一方の給与をまるまる貯蓄と考える
共働き世帯でまだ子どもがいない場合、これからのことを考えると「夫の給与の金額内で生活し、妻の給与はそのまま貯蓄にまわす」という方法が効果的です。
妊娠・出産となると一時期的に妻が働けなくなる可能性があるからです。
それぞれの収入額次第では逆でも問題ありませんが、いずれにせよ「どちらか一方の収入は貯金に回す」という考え方で予算を組んで生活するだけでも節約になります。
夫婦で食費を節約するためにはメリハリが大事

たとえば週に一回、夫婦で外食に出かけたとします。
一回あたりの会計が3,000円として一ヶ月では12,000円ほど、二ヶ月では144,000円にもなります。
もしも月に一回の外食に変えた場合は年間で42,000円ほどですので、差額の102,000円を貯金にまわせるという計算になります。
ここで重要なのは、料理をする人だけに負担を押しつけないということです。
たまの休みにのんびりしたいのは夫婦のどちらも一緒です。
それなのに「節約のためだから外食はしないで君が料理を頑張ってね」となるとやる気もなくなりますし不平等感があって不満がたまります。
休日には二人一緒に料理をしてみたり、いつもは料理を担当しない方が料理にチャレンジしたり、外食しない代わりにちょっとだけいつもより贅沢な食材を使ってみるなど、無理をしない範囲で節約に取り組みましょう。
また勤務先に安価な社員食堂がないという場合は、お弁当と水筒を持参することで飲食費を節約することができます。
なかなか朝の出勤前に準備が難しいという場合は飲み物だけでも量販店で安売り商品を購入しておいて、家から持参してコンビニや自動販売機を頼らなくていいように準備しておくと節約になります。
夫婦で通信費を見直す
結婚前の携帯電話契約をなんとなく使い続けているという夫婦は意外と多いものです。
携帯キャリアが別々のままだと家族向けの値引きサービスを受けることができません。
またこれを機会に夫婦で格安SIMに乗り換えるのも大きな節約になります。
携帯電話はプランにより月々の支払いが一人10,000円という場合もありますが、格安SIMを利用する場合は夫婦で月額5,000円に抑えることができるので大きな節約となります。
交際費は夫婦平等にする
夫婦共働きで勤務先も別々だと、それぞれに仕事先での人間関係がありお付き合いの飲み会などもあります。
また交友関係によってはそれぞれ冠婚葬祭費が必要になったりしますよね。
交際費は一回の金額も大きいですので、できるかぎり節約したいところです。
しかし「飲み代がかかるからあなたは付き合いを断って、でも私は女子会に参加するから」「仕事仲間との飲み会は絶対に断れないから、君は仕事先の飲み会に参加するのは控えてね」となると夫婦の間で不満が溜まってしまいます。
交際費は基本的に「夫婦平等」を心がけましょう。
その上で節約意識をもつことが長続きする秘訣です。
まとめ
共働き夫婦で節約を成功させるための方法をご紹介しました。
夫婦二人三脚で節約を行うと一人でやるよりも成功率がアップします。
お互いが助け合うことがポイントになるので、どちらか一方だけに我慢や負担が偏らないようにお互いしっかりと話し合いましょう。