エアコンの電気代を抑える節約術5選

猛暑や大雪など極端な天候が続いており、エアコンが欠かせないという家庭が増えています。

エアコンを使用すると快適ではありますが、気になるのが「電気代がかさむ」という点です。

そこでこの記事では、エアコンの電気代を抑える節約術を5つ解説します。

すぐにでも実践できることばかりですので、ぜひ実践してみて下さい。

エアコンのフィルター掃除はこまめに行う

エアコンのお手入れはしていますか?

「夏が始まる前に1回」「季節の変わり目に掃除する程度」という人もいる一方で、「エアコンにクリーン機能がついているから特に掃除はしない」という人もいるでしょう。

エアコンのフィルターにはほこりやタバコのヤニが吸着しやすくなっています。

フィルターが詰まっていると、エアコンは効率よく運転することができません。

そのため全力で稼働しようとして大きな電力を消費することになります。

つまりエアコンのフィルターをこまめに掃除しておくことで少ない電力で室内を程よい気温に保てるようになるということです。

たとえば月に2回のフィルター掃除を行うことでなんと月のエアコン使用量が800円も安くなります。

年間では9,600円もお得になるのです。

エアコンの運転方法を見直す

最小の電気量で効率よくエアコンの性能を引き出すためには、「適切な設定温度」「風向き」が重要になります。

適切な温度設定とは夏場は28℃、冬場は20℃だといわれています。

あまり極端に低すぎたり高すぎたりすると、それだけ電気を使用することになります。

外気温とそこまで大きな開きがないように、かつ快適に過ごせる気温の設定が重要です。

そしてエアコンの風向きですが、季節によって使い分ける必要があります。

冷房を使用する夏場は水平に、暖房を使用する冬場は下向きに設定しましょう。

なぜならあたたかい空気は高いところに、冷たい空気は低いところにたまる性質があるからです。

冷房の風向きが水平だと、自然と冷たい空気が下へと動くので室内がまんべんなく涼しくなります。

暖房の風向きが下向きだと、今度は暖かい空気が上へと移動して部屋全体が暖かくなります。

最小の労力で効率よく室内の空気を循環させることができるので、少ない電気代で済みます。

断熱性能を上げる

夏の暑さや冬の寒さは窓からやってくるものがほとんどです。

夏はカーテンやブラインドを使って直射日光を避けることで室温の上昇を防ぐことができます。

逆に冬はカーテンを開けて日光を室内に入れ、熱を取り入れるようにしましょう。

こうしたカーテンやブラインドの開閉だけで、エアコンの使用電気料を約30%もカットすることができます。

また夏場は帰宅後すぐには昼間の熱が室内に籠もって暑いですよね。

帰ってすぐにエアコンをつけるのではなく、室内の換気をしてできるだけ室温を下げてからエアコンを稼働させることで、電気の使用量を抑えることができます。

エアコンは稼働してすぐの室温に達するまでが最も電気を消費するので、設定温度と室温の差をできるだけ少なくするのが重要になります。

また窓そのものに断熱シートなどを設置することでエアコンの効率を上げることができます。

さらに冬の暖気はドアの開閉によって逃げると言われていますので、開閉には注意しましょう。

室外機にも着目する

エアコンの電気代を節約するためには、室内だけではなく室外機にも注目が必要です。

エアコンのフィルターを掃除すると効率が上がり電気代の節約になるということを解説しましたが、室外機の周りが物や雑草に覆われている状態もフィルターの目が詰まっている状態と同じで効率を下げる原因となります。

室外機の周りに物を置いたり雑草に覆われたまま放置したりせずこまめに掃除しておきましょう。

また室外機が高温になるとエアコンのパフォーマンスが低下してしまいますので、日差しを遮るシェードをつけたり日蔭に室外機を設置するように注意しましょう。

エアコンのはたらきをアシストする器具の併用

エアコンの使用電気料を抑えるためには、エアコン以外の器具の併用も有効です。

冷たい空気と暖かい空気の性質についてご紹介しましたが、冷房を使用する場合は扇風機やサーキュレータなどを使うと室内の空気の循環を助けてくれます。

これらの器具を併用するとエアコンの設定温度を1℃下げても体感する涼しさは変わらないので、電気代節約になります。

暖房を使用する場合は、こたつや電気カーペットなども一緒に使うと、冷たい空気がたまりがちな床付近も保温することができるので、そこまで設定温度を上げずに済みます。

まとめ

エアコンの電気代を抑える節約術について解説しました。

エアコンが少ない電気で稼働できるように、本体の掃除をこまめに行ったり部屋の空気の入れ換えやカーテン・サーキュレーターなどをうまく活用していきましょう。

ちょっとした工夫で年間のエアコンのランニングコストを抑えることができます。また10年以上前の機種のエアコンだと、最新機種に比べてかなり電気代を消費しています。

どんなに努力してもなかなか電気代が下がらないときは家電の買い替えも視野に入れたほうがいいです。